子どもの未来につなげる健康教育

理事長挨拶

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2022年度 理事長挨拶

 千葉県学校保健学会(The Chiba Association of School Health)は、日本学校保健学会と同様に,千葉県の児童・生徒・学生の健康の保持・増進に関する学術研究と、その成果の普及・発展を図ることを目的に平成9年(1997年)に創設されました。大津一義初代理事長、植木幸英2代理事長は,学会員とともに本学会の発展に寄与下さいました。私は,2017年に理事長を拝命しました。今後も櫻井副理事長,桃崎副理事長はじめ執行部ならびに学会員の皆様と共に,本学会を発展させていく所存です。

現在,学校では,児童・生徒・学生のいじめや不登校などの心の問題、薬物乱用、生活習慣の乱れなどの身体の問題に加え、子どもの貧困、コロナ禍やウクライナ戦争の心身への影響も健康課題になっています。子どもの健康課題に取り組む学校保健への関心は高く,ヘルシースクールへの期待も一層,高まっています。一方,これらの子どもの課題は,地域差,学校差もありその対応は,一律ではありません。

そこで,本学会の役割は、①こうした問題に,学内外の専門職が連携して取組み,率直に語り合い,その成果を発表すること,②その成果が千葉県の学校保健の科学的根拠になること,③それにより子どもの幸せに寄与できること と考えています。

具体的な取り組みとして,2021年12月には,福井大学連合教職大学院と共催で第24回千葉県学校保健学会をZOOM開催しました。メインテーマは「コロナ禍の子どもたちの健康を支える -心とからだへの気づきと対応-」です。沖縄や福井からの参加もあり子どもを多様な視点から子どもの健康について学び意見交換することができました。これらのことを踏まえ引き続き以下の活動を行います。年次学会の充実・発展(2022年12月に第25回千葉県学校保健学会を明海大で開催),ホームページの充実,学会雑誌の充実,学術団体への登録準備などです。これらの事業は,学会員の会費で運営されています。これらの他にも,会員の皆様からの,“こんなことしてみたい!”をぜひお知らせください。

本学会の会員は,子どもの健康に関わる多様な職種の方々です。多様な職種の会員の皆様と連携・協働し,子どもの健康を多角的に支えて参りましょう!子どもの健康づくりに関心のある皆様の入会を心から歓迎いたします。

なお,2019年から学会事務局は淑徳大学に移動し,雀部沙絵先生(理事)・中村陽子先生が担当しています。どうぞよろしくお願いいたします。

2022年9月26日

  理事長 渡邊 智子

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