子どもの未来につなげる健康教育

大会長挨拶

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平成26年度 第18回千葉県学校保健学会のお誘い

第18回大会長 篠宮正樹(NPO法人生活習慣防止に取り組む市民と医療者の会理事長)

 このたび、第18回千葉県学校保健学会の学会長を仰せつかりました、NPO法人生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会(愛称:小象の会)理事長の篠宮正樹です。

 小象の会は、市民への生活習慣病防止の啓発活動に取り組み、中でも小児期からの予防を訴えてまいりました。この過程で子ども達をはじめとする日本人が、諸外国に比べて自尊感情の低下が見られることを知りました。人は、自尊感情が低いと自分の身体を大切に思えず、病気を予防しようとは思いません。また、他者をも大切にできません。

 そこで私どもは、小学校中学校を巡ってその場で身体の素晴らしさ・心の不思議さを体験してもらい、生まれてきたことの幸せを実感してもらっています。子供たちからは、「あなたたちが素晴らしい身体と心を持って生まれてきた、と聞いたとき自分の身体を大切にしようと思いました」という感想文を数多く寄せられています。この経緯を、これまでの本学会でもお話しして参りましたところ、本学会理事会の御推薦をいただき、平成26年度 第18回千葉県学校保健学会の学会長をお引き受けすることになりました。

 本学会のメインテーマは、「伝えよう!私達のすばらしい身体と心」です。子供たちに生命の不思議さ・大切さを啓発した童話を一緒に刊行した第一回小川未明賞受賞童話作家の小倉明(小象の会理事)氏に、「言葉と表現の魅力」を語って戴きます。また、現在では高い確率で治りうる小児がんの子どもたちが、学校で理不尽ないじめにあったり成人後の生活習慣病に悩んだりすることについて、皆さんに知って欲しいという思いで、NPOミルフィーユ理事長の井上富美子先生にお話を戴きます。さらにこの大切な身体を蝕む、たばこの害について、ほたるのセントラル内科院長・内田大学先生(小象の会理事)にご講演戴きます。また、実行委員長の渡邊智子先生には、食習慣の大切さを伝えるランチョンセミナーの開催を行って戴きます。千葉県内の学校保健に関わる各界の皆様からの、多数の演題発表、ワークショップ・企業展示・懇親会への参加をお願い申しあげます。

 本学会に参加されることで、皆さんが子どもたちのより良い将来に関われることを期待し、子供たちが元気に育っていくことを願ってやみません。なお、本学会は、NPO法人生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会と千葉県立保健医療大学が共同で開催します。共働開催は初の試みですが、共働連携して運営を行いたいと思いますので、会員の皆様のご協力をお願いいたします。

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